花粉ときいたらやっぱり花粉症ですよね。しかし花粉症は春だけではありません。実はほぼ1年中、花粉の種類は違いますが舞っているのです。まずは自分がどの花粉に対してアレルギー反応が出るのか調べてみましょう。

花粉と大気汚染がアレルゲンとなる

 昔はアレルギーという言葉さえ聞かなかったことでしょう。本当はアレルギー体質の人もいたけれど、医学が今ほど発達していなかったので、気づかなかっただけなのかもしれません。車の台数が少なく大気汚染もありません。
 戦後に、将来の家の建築に役立てるため、焼けただれた山にたくさんの杉の木が植えられました。しかし、いざ杉の木が育った頃には、外国の木を輸入したほうが安くできるし、洋風の家が好まれるので、杉の木で家を建てる人が減りました。都会ではマンションの方が多いため、木造住宅は昔に比べると、わずかです。外材のツーバイフォーの家は、分厚い合版と2インチ×4インチの材木を使うので、柱がなく部屋が広く使えるのです。
 こうして余った杉の木の花粉が毎年大量に舞うことになりました。それに加えて、アスファルトの粉塵やPM2.5が花粉にまとわるつくことで大気汚染が進み、花粉症の患者が増えました。花粉症とはアレルゲン(抗原)となる花粉が体内に入ると体内の抗体が過剰に反応してしまう抗原抗体反応です。それが鼻水やくしゃみといった症状を引き起こします。アレルギー体質かどうか、アレルゲンが何かは血液検査でわかります。杉だけでなく、ハウスダストやダニ、ブタクサなどが原因の人もいます。
 対策としてはアレルゲンとなる花粉からなるべく遠ざかることです。2月から3月はなるべく外にいる時間を短くする。花粉症用のマスクをする。外出から帰ったら、玄関の外で花粉を払う、上着は玄関におく。洗濯物は外に干さない、外に干したときはよく払ってからいれるなどです。案外田舎にすんだら大気汚染が少ないので、症状が軽減したりします。ハウスダストやダニもアレルゲンの人は、家の中をすっきりと片付けて、拭き掃除をこまめにして、布団を掃除機で吸ったりしましょう。
 減感作療法といって、アレルゲンを舌の下にいれる治療法もあります。内科か耳鼻科に相談してください。